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能面 長澤重春能面集


■能楽と能面

 この度、我が国の伝統芸能である「能楽」が無形世界遺産の指定を受け名実共に世界の芸能として認知されました。
 もともと「能楽」は、南北朝時代の後期から室町時代にかけて「猿(申)楽」といわれた芸能一座の観阿弥、世阿弥親子二代によって完成されたといわれています。
 この猿楽は奈良時代に唐から庶民の散楽として渡来し五穀豊穣を祈る我が国古来の「田楽」と影響し合いながら「能楽」としての形を整えていったものと思われます。
 これら演能に際しては、古来、神事や仏事の舞楽に仮面の所作が行われたことを継承し、いつしか演能、能面が一体のものとして集大成されていったものと思われます。
 また能面の美しさは形式美にあるとされ、現在では主に室町時代から江戸時代中期に創作された「本面」を写すことに伝統的形式を踏襲することに重点がおかれます。
 今回は長澤流三代目能面師(面打ち師)長澤重春の作品をご紹介申し上げます。



追記 当ブログについて

 当ブログでは能面師(面打ち師)長澤重春の能面を紹介しています。
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 ブログ作成・管理者 長澤能面教室広報担当溝口
by noh-mask | 2006-01-01 01:01 | ■能楽と能面

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